2011年11月29日火曜日

第5回チームかわはとミーティングのお知らせ

チームかわはと~放射能と向き合う会~です。
次回のチームかわはとミーティングは
日時:12/2(金)13:00-16:00(お子さん連れOK)
場所:川口駅隣、きゅぽらM4階のかわぐち市民パートナーステーション第1会議室

*このミーティング前に雑談&気軽なランチ会もあります。
 良かったらお寄り下さい。お子さんもご一緒にお食事しましょう!
日時:12/2(金)11:00-12:30
場所:川口市徒歩5分某所
昼食:持参もしくは500円(飲み物付き、要連絡)でご用意できます。
どちらのミーティングも事前申し込みが必要です。
参加される場合は nonukes.aran@gmail.com までメール下さい。

当日は熊本、飛騨のお野菜を販売しますが数に限りがあります。
あらかじめご了承下さい。

今回の話し合いの主なテーマは
「メンバーの取り組み」です。
チームかわはと〜放射能と向き合う会〜は放射能と向き合って
前向きに生きるための集まりとしたいと思っています。


2011年11月26日土曜日

肥田舜太郎先生の講演会


今回のブログは「チームかわはと〜放射能と向き合う会〜」の
動きではありませんが、メンバーの数人が参加しました
「5年後 10年後こどもたちが健やかに育つ会 さいたま
(すこやかさいたま)主催の肥田舜太郎先生講演会」


についてご報告します。 

肥田舜太郎先生についてはYoutubeなどでも、講演会の様子が
たくさんアップされていますので、ご覧になられた方も多く
いらっしゃると思います。

肥田先生はヒロシマで被曝されました。たまたま患者さんを往診中で、
爆心地から数キロ離れたところにいらした為、即死を免れたお医者様です。
ヒロシマには、強い思いがおありなのでしょう。
講演会の半分を、このヒロシマの記憶について話されました。

先生は爆死を免れた後、被曝した患者さんを看る(看取る)ことを
焦土ヒロシマで続けられていた訳ですが
被曝の初期症状として見られた下痢、鼻血、アザ(紫斑)がすでに
福島で見られているとおっしゃいました(最後の方で、関西でも
そういう症状が始まっているということもおっしゃっていました)。
「目に見えない放射線の悲劇が公にされない」…これが現実です。

先生がヒロシマで体験したことは、この被曝初期症状のようなものを
はるかに凌駕する内容でした。急性放射線障害についてのお話です。
(急性放射線障害については、今の私たちにはあまり関係のない話
かもしれません。しかし、放射線の怖さを知る為には必要なので、
書いておきたいと思います)
先生の記憶ですと8/9(原爆投下から3日目)あたりから
爆風でやけどした人以外の方々が次々と亡くなっていったそうです。
その死に方…
白血球がなくなったことにより、口が腐る(身体の内部から腐敗する)
紫斑が表れる、目や口から血が出る、触っただけで髪が抜ける、…
数時間後には穴という穴から血が吹き出し、血の海の中で絶命する
という壮絶な死です。これが次々と起こり、なすすべが無かったとの
こと。先生がこれが放射能によって起こる急性放射線障害であると
いうことを知ったのは10年後だったということでした。
そのくらい、放射能については何もわからないままであったのです。
急性放射線障害で亡くなる人は徐々に減ったそうですが、放射線を
吸い込むことによって起こる数々の症状が、この後生き残った方に
表れてきました。どの医者にかかってもわからないと突き放される
難病や、気力がなくなって立ってもいられない病気「ブラブラ病」
など、原因がわからないままの病気や癌が起こって、病気の辛さで
自殺してしまう人もいた程でした。

ここまでの急性放射線障害が、今の福島で起こるということでは
ありませんが、何しろ同じ原因のもので被曝しているのです。
(ウラン、プルトニウム)今後、起こってくる障害は同様に原因
がわからないままになる可能性もあるのです。

【ここからが先生の言いたかったことだと思います

ヒバクシャと考えられている方は約80万人。その中の21万人は
行き残ったそうです…「放射線障害は全員がなる訳でない」

アメリカのデータによると原発から1700km圏内では乳がんが
増えているというデータがあることからも、今の福島の被害は
日本国中に広まってしまったと考えるべきである。
そうであるならば、少しでも遠くに逃げるという考えもあるが

「放射能に負けて殺されちゃだめだ!」

ヒロシマでは寿命いっぱいに生きた人とそうでない人がいた。
健康にいいことをした人で生き延びた人もいるのだから、
命が大切なら「生まれつき持っている力を不摂生で弱めたり
無くしたりしてはいけない」

昔の人の知恵
・米を30回噛んで食べる(米のでんぷんを分解するのは唾液にある
 ジアスターゼだけ)
必ず毎日排便し、毒を身体の外に出す。便秘はしない。
・きちんと眠る。早寝早起き。

「免疫を大切に、大切に保つこと!」

逃げ場は無い。開き直って頑張る。自分が自分の命を差配して生きる。
あなただけができる。あなたを治すことができる医者はいない。
あなたの健康を保つことは誰にもできない。そしてそれは大変なこと。
子供の手本になるような生活をする。その位の根性がないとダメ!

*会の終わりのメッセージ
頑張ればできそうなことをお話しました。
皆さんには明るい国民になって欲しい。
今日の話を聞いた方には、困っている方の受け皿になって欲しい。

******************************

最後の方、かなりはっきりした口調でおっしゃっていて、とても
勇気づけられました。私は福島からの避難を推奨する意見です。
でも、先生の考えに賛同します。全員が避難できる訳ではなく
自分の住む土地が汚染されていて、それがわからない人もいると
いうならば、これからの時代を生き抜くために必要なことはこの
ことであると心から思います。

原発をつくることで、大きな負を担うことになった私達にとって、
これからできることは人として正しい生き方を模索し、実行する
ことではないでしょうか?電気を使いすぎることが原発の需要を
招く結果になったのなら、それを必要としない生活を実行すべき
なのかもしれません。そして、何より前向きに!生きる力を身に
つけて。放射能に殺されない身体作りをしたいと思いました。

それと、私が驚いたのは福島の後に、先生の元にお話を聞きに来られた
新聞や雑誌の記者の方の多くが、ヒロシマの悲劇について知らなかった…
とのお話。それほどまでに悲しい歴史は風化してしまったのでしょうか。
ヒロシマを知ることこそが「原発はいけないものである」という根底に
あると思うのですが…しかし、あの凄まじい破壊力を見せられた日本人は
そのパワーの中に「次世代の希望」を見いだしてしまったのだと言います。
(小出先生もその中の一人だったと独白されていました)
今、それが間違いだったと認識して、新たな価値観を持たねばならない時
なのだと思います。

駆け足で、まとめを書きました。私の主観で書いていますので
先生の話を聞かれて、違う解釈をされた方もいらっしゃるでしょう。
感想や、違うご意見もお寄せいただけたらと思います。

ご意見は nonukes.aran@gmail.com まで
まとめ制作:チームかわはと世話人*ARAN


チームかわはと〜放射能と向き合う会〜

次回のミーティングは12/2(金)と12/16(金)です。
詳細お知らせは、nonukes.aran@gmail.com までどうぞ!

2011年11月19日土曜日

第4回チームかわはとミーティングの報告

ガイガーカウンター11/18(金)第4回チームかわはとミーティングが行われました。
16名参加。個人宅でやっているミーティングなので満員御礼状態です。


初めて参加された方は、やはりまわりに話せる人がいない…という
悩みを抱えていらっしゃいました。
放射能問題については「見たくない、知りたくない、聞きたくない」という
感覚を持たれている方がとても多いように思えます…しかし、一方では
私たちのように「事実を見たい、知っておきたい、話を聞きたい」という
積極的な姿勢で放射能問題を捉えている人もいます。
最近のニュースによると、全国10代〜60代以上のインターネットユーザー
1,068人に、事故以降ガイガーカウンターについて読んだり聞いたりしたことが
あるかと尋ねると、あると答えたのは全体の58.8%にあたる628人。
そしてガイガーカウンターの購入を考えている人は全体の17.2%とのこと。
ガイガーカウンターは1台数万円するものですので、気軽に買えるようなもの
ではないと思われます。しかしながら、これだけ購買欲があるということは
それなりに放射能問題への関心が高いと言えるのではないでしょうか。
チームかわはと〜放射能と向き合う会〜でのガイガー所有率は半数以上!
やはりそれだけ、真剣に向き合おうと考えていることの証だと思います。


そんな私たちが、日々向き合う大問題が「食」の問題。
ガイガーカウンターで測る空間線量や地表の線量(外部被曝)はもちろん
のこと、やはり子供さんを抱えるお母さんの一番の関心事は「内部被曝」に
ついてです。いかに安心できるものを子供に食べさせることができるか…
はやり、一番手っ取り早いのは「原発から遠く、放射性物質の下降物が
少なかった地域の食品を食べさせる」ということです。検査も大事ですが
はじめから降下物が多かった県のものは、いくら検査しても出るものは出ます。
被災地の支援も確かに必要ですが、安全な地域の農業を支えることも
私たちにできる「日本支援」の1つではないかと思います。


チームかわはとでは今回のミーティングに合わせて、熊本県と
飛騨地方より野菜を共同購入し、みんなで分けました。


これが今回購入した野菜たち。この量で送料込み2000円

ほうれん草、小芋、トマト、なす、子なす、パセリ、大葉、小松菜、ニラ
丸大根、かぶ、赤かぶ、キャベツ、レンコン、ピーマン、人参、太ネギ、
などが入っていました。どれも、新鮮!
日々食材選びで、ストレスを感じているお母さんたち…大量の新鮮野菜に
歓声をあげていました!安心できる野菜を食べられる喜びは格別です。

チームかわはと〜放射能と向き合う会〜では、今後も「食」の問題に
取り組み、なるべく安全なものを探し、共同購入したいと思います。
たとえ一時でも、毎日のストレスから脱せられたら…お母さんたちの
不安を少しでも軽減できたら…と思っています。

*********************************
余談


ガサガサ音がしたと思って驚きました!ちいさなバッタがカブの袋の中に。
本当の自然とはこういうことを言うのですね。カブの葉っぱにくっついて
飛騨から埼玉へ…






次回のミーティングは12/2(金)と12/16(金)を予定しています。
詳細お知らせが必要な方は、nonukes.aran@gmail.com までどうぞ!

2011年11月9日水曜日

第3回チームかわはとミーティングの報告

チームかわはと〜放射能と向き合う会〜は10月に結成されたばかりで
今、会の方向性やスタイルを模索している状況です。
今回は実験的に11:00-15:30 の時間帯で実施してみました。


午前中はお子さん連れのお母さん達たちと、ランチを食べながらトーク。
出て来た問題は「情報格差」のことでした。
放射能や原発の問題に関心のあるお母さんとそうでないお母さんの
温度差がありすぎる。何を情報源にしているかで、考え方がまるで
違う件(今、いろいろなところで問題になっていますが)ここでも
家族間、友人間で大きな溝になっています。知らない方々への情報伝達。
どのように語りかけ、自分たちの思いを知ってもらうか、真実を知って
もらうかで、悩んでいらっしゃる方がいらっしゃいました(私もです)。


また10/11に合併した「川口市」と「鳩ヶ谷市」→川口市に統合 にも
問題があり、両市の育児対策に差があるとの報告がありました。
育児に対しては鳩ヶ谷市の方が充実していたようですね。
両市合併で、育児問題が退行したのは残念です、改善して欲しい。
もちろん、放射能対策は今までなかったことなのですから
市民の意見をふまえて、母達が納得するものにして欲しいです。


お母さんたちが可愛いお子さんと最初に離れるのが「幼稚園」
「保育園」です。大切な子供を任せる「幼稚園」「保育園」ですが
川口市が放射能対策をいろいろ行っても、私立である「幼稚園」
などには行き渡らない事実があるとのこと。場合によっては
お子さんを裸足で遊ばせたり、落ち葉拾いをさせたりするところも
あるとか。本当に心配ですとの声。OK幼稚園選びも大変です。
この問題を解決すべく、市内全域の「幼稚園」「保育園」に
アンケートを送って、回答を得る方法はどうか検討に入りました。
園が、子供たちにどのような対策を取っているのか、調査する
ことを考えています。その結果によって、私たちの地域の
「OK幼稚園、保育園」をご紹介できたらと思います。


午後は常連さんたちも加わって、放射線測定器の話題。
最新の測定器情報なども出て、各自持っている機種や
これから買おうとする機種の情報交換をしました。
チームかわはとでは、多くのメンバーが実際に測定器を
持っており、測定を行っています。皆、普通のお母さんたち。
…そういう時代になったんですね。それもまた悲しいですが。


またお花をやっている方から、お花は大丈夫かとの質問。
食べたりしないので、それが汚染地域から来たとしても
大きな影響はないだろうとのこと。しかし、鉢花の土壌や
枯れた花の後始末には、注意が必要であろうとのまとめでした。


地元の NPOの方がいらして下さったりして、意見交換したり
今度会員誌で紹介していただける話になったり、かわはとへの
注目や期待も少しずつ増えている様子。活動が広く地域に知れて
問題を抱えているお母さんたちの助けになれるよう、また子供
たちを被曝から助けてあげられるよう、これからも定期的に
集まりを持って情報交換をしたいと考えています。


チームかわはと〜放射能と向き合う会〜の活動にご興味を
持たれた方がいらっしゃいましたら、どうぞ
nonukes.aran@gmail.com までご連絡下さい。
主に川口市、蕨市のお母さんたちが集まって活動しています。


次回のミーティングは11/18(金)です。



2011年11月6日日曜日

メンバーよりご報告

かわはとメンバーよりご報告があります。
詳細は2つのブログにてご覧下さい。


「娘の通う校長先生と川口市教育委員会の英断について」
http://usakawai.seesaa.net/article/233704203.html


「川口市の取り組み」
http://blogs.yahoo.co.jp/kusabibibi/6852894.html


チームかわはと〜放射能と向き合う会〜では
何度かのミーティングの中で、何人ものお母さんたちと
子どもたちの置かれた環境に不安を抱いていることを
語り合ってきました。


そしてお母さんたちは関係各所との話し合いを通じ
今回、1つの希望の光が見えてきました!
私たちは、子どもたちの未来を守る為に、関係各所と
協力をしながら、活動していきたいと考えています。


手を携えて、子どもたちを守っていけますように!

2011年11月1日火曜日

OK病院 その1

放射能問題を抱えたお母さんたち…
子供たちに今までと違う症状が出ると
とても不安になるのは当たり前のことです。


先日のミーティングで、あるお母様が
ある病院で信じがたい言葉を医師に言われ
ショックを受けた話をされました。


「私の子供の具合が悪いのは
 放射能のせいかもしれない…」
確かに、全ての病状が放射能由来のものか
わからないかもしれません。
しかし誰かが「個々の症状と放射能の因果関係の立証不可能」と
何度主張しようとも、わからないなら疑うこともできる…


「そうかもしれない」という不安は消えないのです。
だって原発が事故を起こして放射能が飛散したことだけは
間違いのない事実なのですから。


そんな不安を一笑に付すのではなく、そうかもしれないと
いう視線で、診断してもらえたら…
わからなくても、そうかもしれない不安を受け止めて
くれる医師がいたなら…


そのような気持ちを理解してくれる病院を 「OK病院」として
チームかわはと〜放射能と向き合う会〜では紹介したいと
思っています。


今日はやっとそういう病院がみつかったので
ご紹介したいと思います。


川口市の「うめだDMクリニック」さん
http://umedaclinic.jp/index.htm


完全予約制だそうです
予約専用電話 048-255-5556



さようなら原発1000万人アクションに参加されているのも
心強い気がします。


英語、ベトナム語(要予約)での診察が可能というのも
有り難いサービスです。




*お断り*
ここの病院で放射能由来の病気かどうか判断してもらうと
いうことではありません。それは難しいことだと思います。
ただし、そういう相談をしても冷たい対応はされないと
思います。心に寄り添った診療をしていただけると思います。